この記事では、Gutenberg ver.12.0 に関する主な変更内容をまとめています。
以下、🔁マークは、WordPress 5.9.X系に反映 or バックポートされているものです。
執筆協力:浜野さん ( Github: t-hamano )
機能強化・仕様変更
「ブロックスタイル」のプレビューが仕様変更された
スタイルのプレビュー表示が初期状態ではなくなり、「スタイル名」のテキストボタンだけに。
ボタンにマウスオーバー(or フォーカス)した時にのみブロックのスタイルプレビューを表示するようになっています。
「投稿のアイキャッチ画像」ブロックのビジュアルの柔軟性アップ
これまでは、高さ固定のプレースホルダが表示されるだけだったが、高さが可変となり、実際の画像を使った場合のイメージに近くなった。
Before
After
36517 (🔁 5.9.0)
「ドロップキャップ」設定がタイポグラフィパネル内へ移動
段落ブロックで使える「ドロップキャップ」の設定が、フォントサイズなどと同様に「タイポグラフィ」パネル内に移動しました。
ナビゲーションリンクブロックのリンクにプレビューが付いた
サイトエディターのウェルカムガイドが追加
サイトエディターとグローバルサイドバーの両方に新しいウェルカムガイドが追加された。
36172 (🔁 5.9.0)
開発者向け
公式JSONスキーマのアップデート
v11.9で導入されていたblock.json
とtheme.json
のJSONスキーマのURLが新しくなった。
- https://schemas.wp.org/trunk/theme.json
- https://schemas.wp.org/trunk/block.json
常に最新のJSONスキーマを参照するようになり、trunk
の部分を wp/X.X
に置き換えると、そのWordPressバージョンのスキーマを参照する事も出来るように。
(例:https://schemas.wp.org/wp/5.8/block.json)
デフォルトカラーパレットがオプトアウト可能に
theme.json
で、デフォルトのカラーパレットをオプトアウト出来るようになった。( corePalette:false
/ coreGradients:false
)
(🔁 5.9.0) 36492
TypeScriptのビルドをサポート
36260:@wordpress/scripts
がTypeScriptのビルドをサポートした
セレクタの変更
(🔁 5.9.0) 36282:「コード」ブロックのセレクタが変わった( .wp-block-code
→ .wp-block-code > code
)